過去のトラウマ
パチンコ屋のバイト8日目
研修が終わり、
今日から1つのエリアを私1人が担当する事に
無事にトラブルなく仕事はできた。
あの客が来るまでは。
巨体の男は
睨みつけるように私を見て。
怒鳴るように、私に喋る。
見た目、喋り方、接し方が
私をかつて虐待していた父親と姿が重なって、
意識がぐらついた。
暴力と暴言に支配された辛い過去が
頭の中でよみがえる。
それからは立っているのがやっと。
休憩時間までの10分は
今までの中でも一番長かった。
その休憩時間に
驚く事に彼は常連客。
彼には申し訳ないが
毎回こんなパニックになるのはいや。